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2011.6.2 菅直人総理は素直に辞任するか。

内閣不信任決議案は否決されました。 菅総理は民主党代議士会で「この大震災への取り組みに一定のメドがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、 若い世代に色々な責任を引き継いでいただきたいと考えている」と述べ、辞任を表明したと報道されています。 本当に辞める気があるのでしょうか。言葉の上では辞意表明ともとれるような、とれないような表現です。 大震災への取り組みに一定の目処がついた段階とはいつのことになるでしょう、総理がいつ辞めるのか疑問です。 このような表現をしたところに菅総理がこれからどうするつもりなのかが、見えてくるような気もします。

占的:菅総理の心境は如何、すぐにでも辞任するつもりか。

得卦:天水訴の2爻

爻辞:訴に克たず、帰りてのがる。その邑人三百戸にして、わざわいなし。
意味:強い性格で、訴訟、争いを好むが、訴訟に勝てず逃げて隠れる。 隠れる先は村民300人ほどの小さな村。小さな自分の領にいれば、災いはない。
 訴の中心は菅総理の辞任です。菅総理の強い性格から、まだまだ辞任しない的な言葉が一度は出てくるでしょう。 しかし、周りからバッシングにあって、圧力に勝てず早々に辞任することになるでしょう。 争わずに素直に辞任すれば、災い無しですが、性格が強いのでどうしても訴(あらそい)に打って出ることになるでしょう。


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