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イタリアの次はスペインと言われています。
占的:スペインの国債利回りは上昇するか。
得卦:沢山咸(かん)の六二
爻辞:その腓(こむら)を咸す、凶なり。居れば吉。
象:凶なりと雖も、居れば吉なるは、順(したが)うときは害あらざるなり。
意味:腓(こむら)はふくらはぎ、人が歩くとき、こむらの筋肉を使う。六二は陰柔の爻で、自主性はない。腓がむずむす動いて妄動の危険がある。しかし、六二は陰爻陰位であるから中正の徳を持っていて、その位置に安んじている限りは安全である。動けば凶で、静かにしていれば吉。自分から動いては凶、道に従って妄動しなければ問題なし。
スペイン国債の利回りはユーロ圏各国の信用不安に巻き込まれそうな様相です。国債利回りが上昇してしまえば凶、上昇しないで安定できれば吉。これでは、当たり前で答えになりません。
爻辞の前段が易占の結果とみます。つまり凶である、上昇すると見ます。