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2014.6.30 小保方晴子氏はSTAP細胞の再現実験に成功するか。

理化学研究所は、STAP細胞が実在するかどうかを検証するため理研発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)で4月から行われている実験に、 小保方晴子研究ユニットリーダーを参加させると発表したそうです。期間は7月1日から11月末までで、監視役を付けたり映像を録画したりして監視する体制で行うようです。

占的:2014.6.30 小保方晴子氏はSTAP細胞の再現実験に成功するか。

得卦:雷火豊の六二

卦辞:豊は亨(とお)る。王これに仮(いた)る。憂うるなかれ。日中によろし。

爻辞:其(そ)の蔀(しとみ)を豊(おおいに)す。日中に斗(と)を見る。往けば疑疾(ぎしつ)を得る。孚(まこと)ありて発若(はつじゃく)たれば吉。

爻の意味:暗い、日除けを大きくして日中に北斗七星が見えるばかりの暗さである。進むと、却って疑われて、憎まれる。誠意を尽くして、相手の心を啓発できるならば、吉である。

思えば、ネイチャーに論文が掲載され、STAP細胞を発見したと大々的に発表されたのが今年の1月末でした。 ネットの威力で、論文の不備が指摘されたあとは坂道を転げるように、論文不正の認定までいってしまいました。
これから、小保方氏は不信と、憎悪の中で再現実験に挑むことになります。心を正しく、ごまかさず再現実験に立ち会わなければなりません。それ以外に道はありません。
疑わしい行動をすれば、その場で実験は打ち切りになるでしょう。簡単ではありませんが、誠実さを伝えることです。誠が伝われば、吉となります。 まずは、相手に、誠実さを伝えることに全力を挙げなければなりません。そうすれば、結果は後からついてきます。最も責任を負うべき人物が浮かび上がるかもしれません。端から誠実さが無いとすれば、論外です。
雷火豊の六五は陰爻で暗君とされます、その暗君を啓発するのが六二という構図ですから、小保方氏が六二、理化学研究所の大御所達が六五とみられます。
爻辞を素直に読むだけでは、明晰な六二が暗君である六五をを啓発してめでたしめでたしと読めるのですが。 現実世界では、怒り狂った君位にある者を啓発するということが、いかに困難なことであるかと痛感します。


©Tanaka Masao 2011-2014