2014.9.4 安倍改造内閣の運命いかん。

昨日9月3日に内閣が改造されました。焦点の石破幹事長は、続投かなわず地方創生担当大臣に就任し。麻生太郎財務大臣、岸田文雄外務大臣、菅義偉官房長官は留任しました。 自民党の幹事長には総裁を務めた谷垣氏が就任しました。自民党では元総裁が幹事長に就任するのは初めてのようですが、元総理が知事選挙に出馬して落選するご時世になれば驚くことでもないのでしょう。 今回の改造の特徴は女性の閣僚が増加したことだそうです。 識者のコメントでは、石破幹事長を閣内に迎えれば次期総裁選で抑え込めるので、安倍総理の改造の目的は達成できただろうとのこと。
それはともかく、地方創生担当大臣や、女性活躍担当大臣といった新設の大臣ポストがいかにもマスコミ向けで、身の無いものに思えてなりません。
改造内閣の行く末を占いました。

占的:安倍改造内閣の運命いかん。

得卦：水沢節の六四

卦辞： 節は亨る。苦節、貞にすべからず。

卦の意味：節は節約、節操などの意味、竹のふしであるから、 区切りがあって止まる意味がある。沢の上に水を加えると、節度を超えると溢れてしまう、節度を弁えなければならない。

爻辞：安節（あんせつ）す。亨る。

爻の意味：。安節は強いて節するのではなく、心安らかにして節する。無理なく節することができ、願いは亨る。

節の時は節度を越えていることが多い。節度を守らなければならない、止まれという戒めを意味します。民主党政権の3年があまりに不人気だったことから、 自民党に政権が移ってからは高支持率が続きました。特定秘密保護法案や集団的自衛権の解釈変更を行った際にはインテリ層からの強い反発があったにもかかわらず、政権は続いています。 民主党が崩壊して、他に選択肢がないという現状が、最大の層が無党派層でありながら、支持政党では自民党一強という現状を継続させています。 今回の石破封じ込めが言われるところは、対抗馬の消去戦略として民主党を再起不能にした戦略とダブって見えます。
もはや敵なしと見えるときは、やはり節度を越えているのでしょう、安倍総理は福島第一の汚染はコントロール下にあり、封じ込められていると公言したり、 アベノミクスは買いだと海外投資家にスピーチしたりして、節度を超えるようにみえます。改造して落ち着けばよいが、パフォーマンスや中身のない示威行為をエスカレートさせるといけない。今は、爻辞のとおり、無理をせずに節度を守ることができそうです。