トップ 易とは 六十四卦 紹介 連絡

2023.2.11 日本国債の今後1か月の見通し如何。

次期日本銀行総裁人事について、雨宮現副総裁が岸田内閣からの総裁就任要請を固辞したため、 植田和男東京大学名誉教授を総裁に指名すると報道がありました。 黒田組はインフレ率が上昇したとたんに歯切れは悪くなり、任期切れを口実にポストを投げ出したと映ります。
12月末時点の国債の含み損は8兆円を超えました、もうこれ以上の長期金利の上昇は日本銀行を実質債務超過に追い込みます、雨宮副総裁が後を受けない理由は明らか。 昨年インフレ率が上昇し始めたときに財政ファイナンスは言い訳の種が尽きていたのでしょう。
1か月ごとに占います。

占的:2023.2.11 日本国債の今後1か月の見通し如何。

得卦:離為火の九四

卦辞:離はただしきによろし。亨る。牝牛を畜(やしな)う。吉。

卦の意味:火が重なった卦。火は2つの陽爻に1つの陰爻が挟まれたかたちです。火それ自体は空虚で、中身はない(陰)が、外は明るい(陽)。 火 は何かに燃え著(つ)くことで存在することから、 離の卦には付くという意味がある。正道について、何事も正しいものに親しみ付かなくてはならない。従順の徳を養えばよい。

爻辞:突如それ來如たり。焚如たり。死如たり。棄如たり。

爻の意味:突如としてやってくるという強引さでは、しょせん人から容れられず、はては焚かれ殺され棄てられるような憂き目に遭う。

燃え盛る火の卦は巨大に膨れ上がった日本銀行の保有国債のイメージに合う。
九四の爻辞は突然焼き殺されて捨てられような目に合うと、生々しく凶を示します。近く日本国債をめぐっては突発事象に見舞われ、それは日本国債を焼き殺す様な激しさを伴うという事。
どうやら、日本国債の凶事は避けられない時に差し掛かった、あっと驚く事態に陥るでしょう。非常に悪い爻です。


©Tanaka Masao 2011-2023