2023.3.19 日本国債の今後1か月の見通し如何。

前回の易占では突然の事態が示されていました。シリコンバレーバンク（SVB）が3月10日にあっという間に経営破綻しました。 同銀行は米テクノロジー企業への融資で知られ、米西海岸シリコンバレーのエコシステムの中核を担ってきた銀行です。間を置かずに12日にはシグネチャーバンクが事業停止に陥りました。ニューヨークを中心に不動産融資を力を入れていた銀行です。相次ぐ銀行の破綻のためにアメリカのバイデン大統領がテレビ演説を行い預金は安全であると訴えました。
更にスイスの金融大手クレディ・スイス・グループも経営破綻の危機に瀕しています。
金融危機が出現しました。日本への波及にはまだ時間があるのでしょうか。二進も三進も行かない債券市場を抱える日本はどうなるのか。
日本国債を占的にして1か月ごとに占います。

占的:2023.3.19 日本国債の今後1か月の見通し如何。

得卦：雷沢帰妹の上六

卦辞：帰妹（きまい）は、征けば 凶。利するところなし。

卦の意味：帰妹は結婚の意味。進めば凶であり、何の利益もない。君子は長い目で終わりを見通し不正な結婚が必ず失敗し崩壊することを知る。

爻辞：女、筺（かたみ）を承（ささ）ぐるに實なし。士、羊を封くに血なし。利するところ无し。

爻の意味：女がもつ引き出物の手箱には中身がない。男が羊を割けば不吉にも血が出ない。何の利益もない。

日本銀行新総裁体制がスタートします、結婚のイメージと合う。帰妹の卦は終わりが悪いことを見通す卦です。爻辞を見ると、手箱は空っぽ、祝いの羊には血が通っていない。結婚の儀式は形すら整わず、君子たる来賓は様子を見て結婚の破綻を見通す。
悪い卦が続きます。やはり、刻々と破綻に近づいていると見えます。