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前回は、3月3日にアベノミクスの3ヶ月を占いました。今日は次の3ヶ月を占います。 5月23日の木曜日に日経平均株価は1,143円下げました。下落率7.32%の大きさもさることながら、1日の高値と安値の差は1458円と幅が大きかったことに驚きます。翌5月24日金曜日も荒れた動きを見せて、1日の高値と安値の差は1025円、終値ベースでは128円の値上がりでした。
昨年末から急激に上げてきたところに、反動の調整が入っただけで、上昇基調には変わりがないという意見が優勢です。株価の調整は一時的で、日本経済は堅調に回復していると 市場関係者の意見が新聞では紹介されます。さて、本当でしょうか。
占的:アベノミクスの今後3ヶ月の見通し如何。
得卦:離為火の九四
卦辞:離はただしきによろし。亨る。牝牛を畜(やしな)う。吉。
卦の意味:火が重なった卦。火は2つの陽爻に1つの陰爻が挟まれたかたちです。火それ自体は空虚で、中身はない(陰)が、外は明るい(陽)。 火 は何かに燃え著(つ)くことで存在することから、 離の卦には付くという意味がある。正道について、何事も正しいものに親しみ付かなくてはならない。従順の徳を養えばよい。
爻辞:突如(とつじょ)それ來如(らいじょ)。焚如(ふんじょ)。死如(しじょ)。棄如(きじょ)。
爻辞の意味:突如としてやってくる、焼き殺され、捨てられるような目に会う。
前回と今回の得卦は同じく「離為火」となりました。アベノミクスの性格がいかにも火を用いた手法であることを物語るように思います。 今回の九四の爻辞には凶の字はありませんが、突然、殺されて、捨てられるのですから凶運なのは間違いなく、災いの極といってもよいくらい悪い。
離為火の卦は、各爻の爻辞によいものと悪いものが交錯する、アップダウンの激しい卦です。今後の3ヶ月は、非常に怖い思いをする覚悟が必要です。守りに入るタイミングでしょう。